ラスベガス水事情
更新日:2023年7月15日
こんにちは。ラスベガス不動産専門家のJUNKOです。
ネバダ州の南部は砂漠に覆われています。そしてそのモバビ砂漠のど真ん中にラスベガスが位置しています。砂漠の中で生活をする上で水は貴重な資源です。ラスベガスは古代から水源が潤沢であったからこそLas Vegas (The Meadows「牧草地」)と呼ばれるようになりました。この水源があったから街が開拓され現在の発展に繋がっております。ラスベガスへ移住をされる際には生活で重要な部分を担うラスベガス水事情について解説をさせて頂きます。
下の写真は今年2023年5月26日のLake Mead(ミード湖)の様子、Review Journalからです。
昨年より水位が上がっています。
しかし、ラスベガスWater Conservation Bill(水保全法案)が先週水曜日に上院を通過したと報道されました。
”ネバダ州上院は、議会法案220を17対3で可決。この法案は、ネバダ州南部の水道局にクラーク郡の各家庭の水使用量を0.5エーカーフィート、つまり16万3,000ガロン(約61万リットル)に制限する権限を与えるものである。”という内容です。
その法案とは水不足の際に地元の水道管理者がラスベガスバレーの一戸建住宅の蛇口を締めるかどうかを決める権限を得るいう内容です。つまり水道局の理事会が住宅用水制限の制定を検討できる事が明確になった内容です。将来日照りが続いたらシャワーは勿論、トイレを流す回数まで制限されるのでしょう。。。
承認されれば、ネバダ州は地方水道局に各家庭の水の使用を制限する権限を与える初の州となるとの事です。さすが砂漠の街です。 この法案はアパートや商業用不動産などの集合住宅には影響しないとの事です。既にベガスの全商業用不動産などの芝、植物のランドスケープをデザートランドスケープに変更するよう指示が出ていると聞いています。
ネバダ州は、コロラドリバーの水を毎年 300,000 エーカーフィート消費することが法的に認められているという事ですが、近年のレイクミードの水位低下を踏まえ、以前に合意された干ばつ計画では、消費可能量が275,000エーカーフィートまで減少することになっている様です。しかも、同じ干ばつ協定の下では、レイクミードが 1,025 フィートに低下した場合、ネバダ州の割り当ては 270,000万エーカーフィートに削減されることになっているようです。
ネバダ州南部の水の90パーセントを供給するラスベガス東の貯水池は金曜日の時点で標高1,053フィートでした。そして 今年のロッキー山脈沿いの記録的な冬の積雪により、この夏は雪が溶けてコロラドリバーとその支流に流れ込み、レイクミードの水位に大きな影響を与えると予想されています。😮💨
米国開拓局は、レイクミードの水位は2024年2月までに20フィート近く上昇して1,071フィートとなり、2025年春には貯水池の高さは約1,060フィートにとどまると予測しています。という事でとりあえず、数年は現状を維持できるのでしょうか?ただし、ラスベガスバレー水道局は今年から、水道利用者の上位10%を対象に超過使用料を含む新たな水道料金体系を導入したようです。
ともかくフーバーダム様のお陰で蛇口をひねると苦労もなくお水を得て快適な生活を送らせてもらっています。
感謝🙏
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Junko Shimada
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